2007年9月3日月曜日

(墓24)ペルーへの送金代行業者が摘発される

「合法送金」を標榜し、多くのデカセギ同胞に利用されてきた送金代行ならびに物品販売の「ペルー・エクスプレス社」(神奈川県川崎市麻生区)が03年11月19日、銀行法違反(無許可営業)の疑いで警察当局の家宅捜索を受けた。

経営者のM・T容疑者(28歳、女性)は逮捕された。

警察発表によると、同社の送金は正規ではなく、身分証明も不要。依頼した2日後には、ペルー側の受取人に届くという。全国で不法滞在のペルー人を中心に約1万5000人が利用し、95年から8年間で150億円以上を送金し、4億円以上の利益を得た、という。

ただし、送金代行が銀行法違反に該当するかどうかは、実際にはグレーゾーン。「地下銀行」といえるかどうかは微妙。とくに、今回に限っては、経営サイドにマネーロンダリング等の意識は皆無だった。

捜査の端緒となったのは、ペルーから同社へのエンコミエンダ(寄託品)に梱包されていたレーチェ(無糖練乳)の缶に麻薬が詰まっていた、という一件。別件逮捕の可能性も。

未発表。
合掌

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