2007年9月3日月曜日

(墓34)人は、故郷をめざす

しんぽう週末コラム

雪国は、詩人を生む。
青森の伊奈かっぺいさんは「地吹雪のなかで祭囃子が聞こえたら、青森を故郷だと思っていい」と語る。
続けて語る。
「人は、故郷を捨てるが、故郷は決して人を見捨てない」。
そうだよなあ、と思う。
いつか、人は故郷をめざす。
異郷に死すとも、魂は千里の海路を越えるものと、かつて、考えていた人が多い。
***
それでは皆さん、良い週末を―。
また来週もがんばりましょう。
『ペルー新報掲載』日時不明


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