日本で初めて、ペルーやブラジルなどからの日系人を対象としたホームヘルパー2級養成研修講座がスタートすることになり、このほど開講レセプションが東京・五反田で開かれた。当日は、ペルーの代理大使や協力企業の代表者、受講生や講師らが出席し、賑わった。
講座の主催は株式会社アポーヨ。アポーヨとは英語の「ヘルプ」に相当するスペイン語。同社の田中均社長らは福岡県で20年以上、介護・福祉分野に携わってきた。
講座の内容は、一般的なホームヘルパー2級講座と同じ。第1期講座は2005年11月~翌1月まで。施設実習の実習先は株式会社ライフコミューンの諸施設である。アポーヨ社は、講座の修了生のために派遣業務も行う。
家族愛や隣人愛で知られる南米の人たち。恒常的なヘルパー不足のなか、レセプション出席者からは彼らへの高い期待が寄せられていた。
受講生のアンヘラ・ソネ(曽根)さんは沖縄系の日系ペルー人(2世、63歳)。ペルーでは看護師だった。「日本でもこういう仕事に就きたかったので、受講を決めました。がんばりたいです」と抱負を述べていた。
【2005年、某誌に書いた記事に加筆修正】
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